- 「施設の集客力をもっと高めたい」
 - 「ドライサウナは苦手という声が多い」
 - 「利用者満足度につながる新しいサービスを導入したい」
 
そんな悩みに応える存在として、いま注目されているのがミストサウナです。低温でも高湿度の環境で体を芯から温め、保温効果や美肌・血行促進といったメリットを提供できるので、幅広い層に支持されています。
本記事では、ミストサウナの仕組みや効果、導入メリット、機器選定のポイントをわかりやすく解説します。
施設運営の成功につながるヒントを、ぜひご覧ください。

年間1,000施設以上の納入実績!豊富な導入実績により培われたノウハウで、御社に最適なソリューションを提供いたします。まずはお気軽にご相談(無料)下さい。
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紺田眞二 東京支店長 兼 営業部部長
株式会社ダイレオの企画開発部に新卒で入社し、温浴設備に関わる商品の開発・設計に携わりました。
その後、営業部に異動し、温浴施設やホテル・旅館向けの商品を中心に、設計事務所・建設会社・設備会社など多くの取引先に対して、温浴設備やシステムの提案・導入を行ってまいりました。
保有資格:1級管工事施工管理技士/給水装置工事主任技術者/2級福祉住環境コーディネーターなど
ミストサウナとは?基本的な特徴

室温40~45℃・湿度90~100%という環境
ミストサウナは室温40〜45℃前後、湿度90〜100%という高湿度環境が特徴です。
乾燥しやすいドライサウナに比べて息苦しさが少なく、体への負担が軽減されます。そのためサウナ初心者や高齢者でも利用しやすく、多様な利用者層が利用可能なことが魅力です。
霧状のミストによる優しい温熱効果
サウナ室内に噴霧される霧状の細かな水蒸気が全身を包み込み、じんわりと体を温めます。
この高湿度環境は乾燥を防ぎ、肌や髪に潤いを与えるため美容効果も期待できます。さらに柔らかな温熱がリラックスを促し、心身を心地よく整えてくれます。
ドライサウナ・スチームサウナとの違いを比較
ミストサウナは湿式サウナの一種ですが、ドライサウナやスチームサウナと比較すると温度や湿度などに大きな違いがあります。
以下の表で特徴を整理します。
| 種類 | 室温の目安 | 湿度の目安 | 特徴 | 向いている利用者 | 
| ドライサウナ | 約80~100℃ | 10~20% | 強い熱気で大量発汗、乾燥しやすい | サウナ好き、発汗重視派 | 
| ミストサウナ | 約40~45℃ | 90~100% | 低温高湿度で肌に優しい、快適に長時間利用可能 | 初心者、女性、高齢者 | 
| スチームサウナ | 約45~50℃ | 100%前後 | 蒸気が濃密で呼吸に負担がかかる場合も | 汗をかきたいが高温が苦手な方 | 
ドライサウナとの違いと快適性
ドライサウナは80〜100℃の高温で大量の発汗を促しますが、乾燥や息苦しさを感じる方も少なくありません。
ミストサウナは40〜45℃程度の低温かつ高湿度環境で、体への負担が軽く、乾燥も防ぎながら快適に利用できます。無理なく長時間楽しめる点が大きな違いです。
スチームサウナとの違いと位置づけ
スチームサウナは蒸気が濃密で湿度が非常に高く、短時間でもしっかり体を温められる一方、呼吸器や肌に刺激を感じる場合があります。
ミストサウナは霧状のやわらかい蒸気が室内に広がるため、肌や呼吸への負担が少なく、敏感肌や高齢の方にも適した快適性を備えています。
ミストサウナがもたらす効果とメリット
発汗作用と血行促進で体をじんわり温める
高湿度の環境が体温を効率的に上昇させ、自然な発汗を促します。血行が良くなることで冷えの改善や代謝の活性化が期待でき、体の芯から温まる心地よさを実感できます。
入浴後も続く保温効果
短時間の利用でも体の芯まで温まるため、退室後も持続的な保温効果を感じられます。冬場や冷え性の方には特に有効で、寝つきの改善や日常的な体調管理にも役立ちます。
肌や髪を乾燥から守る保湿・美肌効果
高湿度環境は乾燥を防ぎ、美容効果をもたらす点で評価されています。特に女性利用者からの支持が高く、施設の集客にも直結します。
以下のような点が評価されています。
頭皮ケアやリフレッシュ効果
ミストサウナの高湿度環境は頭皮の血流を促進し、毛穴の老廃物を洗い流すサポートをします。ヘアケア効果に加え、心身をリフレッシュさせる作用も高く、ストレスの解消や気分転換を求める利用者に喜ばれます。
温浴施設にミストサウナを導入するメリット
女性・高齢者・初心者など幅広い層に受け入れられる
ミストサウナは低温で体に優しいため、従来のサウナに抵抗を感じる方でも安心して利用できます。女性や高齢者、初心者など幅広い利用者層を呼び込みやすく、施設の顧客基盤を拡大する効果が期待できます。
施設の差別化とブランド価値向上
従来のドライサウナでは得られない美容や保湿の効果を提供できるのがミストサウナの強みです。
他施設との差別化を図りたい運営者にとって魅力的な選択肢であり、利用者に独自の体験価値を届けることでブランド力を高める要素となります。
滞在時間・リピート率の増加による収益性向上
快適性の高いミストサウナは利用者の滞在時間を自然に延ばし、館内の飲食やリラクゼーションなどの利用増加を後押しします。
その結果、客単価アップやリピート率の増加が期待され、収益改善に直結する効果があります。経営的にも大きなメリットを持つ設備といえます。

ミストサウナ導入のポイントと注意点
サウナ室の規模に応じた機器選定とノズル設置
サウナ室の容積に応じた機器の選定やノズル配置が重要です。適切に設計することでミストの均一な拡散が可能となり、利用者の快適性を高められます。
熱源方式の選択とランニングコストの確認
熱源には電気式やガス式があり、それぞれ初期コストや運用コストが異なります。施設の規模や利用頻度を踏まえ、最適な方式を選択することが求められます。
維持管理と衛生対策(レジオネラ属菌予防など)
高湿度環境では雑菌が繁殖しやすいため、配管やノズルの清掃は欠かせません。レジオネラ属菌対策を含めた徹底した衛生管理が、安全な運営に直結します。
利用者に正しい利用方法を周知する重要性
適切な利用時間や水分補給の必要性を利用者に伝えることは、事故防止につながります。館内掲示やスタッフの声かけを通じて正しい利用法を周知することが有効です。

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利用者満足度を高めるミストサウナの活用工夫
ミストサウナは安心して利用でき、正しい使い方や施設側の工夫があるとさらに効果的に利用することが可能です。
適切な利用時間やアフターケアの案内、演出方法を取り入れることで、利用者満足度を一層高められます。

適切な利用時間とアフターケアの案内(10~20分程度推奨)
ミストサウナは低温で快適ですが、長時間の利用は体に負担をかける恐れがあります。
利用者には10~20分程度を目安に案内し、利用後には十分な水分補給や休憩を推奨することで、安全で効果的な利用をサポートできます。
水分補給や冷却との組み合わせによる効果向上
ミストサウナの効果を高めるには、利用後の水分補給や冷水浴との組み合わせが効果的です。体温をスムーズに調整でき、血行促進やリフレッシュ効果がより感じられます。
館内掲示やフローチャートで流れを示すと利用者の理解が深まります。
照明やアロマを活用したリラックス空間演出
空間演出は利用者満足度を高める大きな要素です。照明を落ち着いた色調に整えたり、アロマを併用することで、五感に働きかけたリラックス効果を演出できます。
心地よい空間づくりは再訪意欲の向上にもつながります。
今後の温浴施設におけるミストサウナの可能性
都市型スパ・銭湯における需要拡大
都市部のスパや銭湯では、忙しい生活を送る人々が短時間でリフレッシュできる設備を求めています。
ミストサウナは低温で体に優しく、リラックス効果や美容効果が期待できるため、健康志向の利用者層を中心に導入ニーズが拡大しています。
健康志向・美容志向の高まりによる市場拡大
健康維持や美容を重視するライフスタイルが広がる中、ミストサウナは温浴施設の注目設備となっています。
特に肌や髪への保湿効果を訴求することで、女性や高齢者を含む幅広い層の関心を集めやすく、集客力やリピート率向上に直結します。
遠隔制御や省エネ技術との連携による運営効率化
最新のIoTや省エネ技術と組み合わせれば、ミストサウナはより効率的な運営が可能になります。遠隔で温度や湿度を管理することで人員負担を軽減でき、光熱費削減も期待できます。
今後はスマート制御と連携した次世代型のミストサウナとして発展が期待されます。

まとめ
ミストサウナは40〜45℃の低温と90〜100%の高湿度環境を活かし、発汗や保温、美肌、頭皮ケアなど多彩な効果を提供します。利用者は快適にリフレッシュでき、施設側は新規顧客獲得や収益向上につなげられるのが大きな強みです。
導入時には機器選定や衛生管理が重要であり、専門的な知見を持つ企業との連携が欠かせません。

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