納入実績

Case Study

垣根を越えた福祉のまちづくりを

在宅複合型施設 やすらの旋風

業種/高齢者施設納入システム・機器/アクアジム施設/在宅複合型施設

「福祉のコンビニ」を目指し約10年。その集大成となる複合施設の中で水中運動プログラム(アクアジム)が活躍しております。

京都府与謝郡与謝野町にある「やすらの里」は丹後福祉応援団に加え、社会福祉法人与謝郡福祉会・社会福祉法人よさうみ福祉会の3法人が運営母体となり、与謝野町の新たな福祉基盤の構築及び障害者・高齢者・児童の垣根を越えた『福祉のまちづくり』をテーマに平成25年2月OPENしました。施設の概要などをデイサービスセンターの理学療法士である松本健史様にお話しを伺いました。

垣根を越えた福祉のまちづくり

7000m²の敷地には周辺の垣根はなく、施設の入口からは大きな庭とウッドデッキのテラスがある喫茶店が出迎えてくれます。施設の中心部となるこの場所は、障害者就労支援の喫茶店花音、デイサービスセンターのやすらの旋風特別養護老人ホームのやすら苑、同施設スタッフ用の託児所など全ての施設に共通するスペースとなっております。通常は各施設には塀等で区分けされることが多い中、あえて垣根を外す事で施設利用者様同士の交流や、一般の方との交流等を持って頂こうとの狙いです。実際にこのエントランスで久々の再会を実現した方もいらっしゃいます。このように施設同士のほか、周辺地域との垣根をとりはらい開放する事で地域と共生する施設を実現しました。

施設利用者様とスタッフが共に学び協力していく施設へ

施設内に入ると、開放的な間取りに加え、テラス側全体に設けたガラス扉によって開放感は倍増している印象です。その中で皆様は運動トレーニングをしたり、将棋等の娯楽を楽しんでいました。定期的なイベントも行っており、取材時は音楽の先生による唄の教室を開催しており、多くの生徒(施設利用者様)が集まっておりました。『逆に利用者様に先生になって頂くイベントもやっています』と松本様はおっしゃいます。実際に先生となった利用者様の目はいきいきとされており、その内容にスタッフの方も教えられる事が多いとの事。ゆったりとした時間を過ごしながらも、施設のコンセプトである「共生」がこのデイサービスセンター内ではぐくまれていると実感しました。

生活リハビリプログラムで実現したかった「水中運動=プールリハ」

丹後福祉応援団様は、これまで「生活リハビリ道場」という施設を運営し、利用者の方が自分の身の回りの事が自分で出来る様になるための運動プログラムを行っておりました。
『陸上の運動が困難な方への対応策として「プールリハ」をやりたいという想いが理事長の中にずっとあったようです』と松本様はおっしゃいます。施設の計画段階より、色々な施設を視察されアクアジム付のプール施設を完成されました。現在も、自分の身の回りの事は自分で出来る様になるという目標は変わらず、水中運動→陸上の運動と段階的な運動プログラムを実施されています。
『陸上で出来ない動きがプールでは可能になるため、運動をできるという喜びが利用者様の表情にあらわれるのを実感できています』

【法人紹介】

在宅複合型施設 やすらの旋風
(特定非営利活動法人丹後福祉応援団)

平成13年に福祉のコンビニを目指し特養を退職した仲間で設立しました。法人のテーマは大きな法人では実現が困難な「かゆい所にも手が届くような福祉サービス」を自分たちの手で作っていくことです。今までに作り出した事業としては、京都府初の移動福祉理美容車事業「ちょきぞう」、ショッピングセンターに併設したデイサービスセンター「のらくろ」、介護側からリハビリについてチャレンジしているデイサービスセンター「生活リハビリ道場」、障害者グループホームを併設した小規模多機能型施設「みんなのうち後野」などオリジナリティを大切にして活動しています。

丹後福祉応援団の松本健史様のブログはこちら→http://blog.goo.ne.jp/matumomo_2006